消費者庁からの通達。

アロマクラフト

先日、消費者庁からの通達と
公益社団法人日本アロマ環境協会より
情報共有がありました。

画像

この通達は非常に重いものと
強く感じています。

今回の件で、
私個人が感じたことをお話させて下さい。

たくさんの精油会社様があり、
たくさんの使い方や捉え方があり、
それぞれの協会や会社様が
お客様に寄り添おうとしています。

その中で、この通達があったということは
背景には健康被害が多く報告されたのではないか…と考え、妄想しました。

もしも、何も報告がなければ
消費者庁やaeajから通達や情報共有は
あるはずないからです。

実は私は過去に精油の使い方を誤って
自分で自分自身を傷付けたことがあります。

3年以上前のことですが、
ペパーミント精油原液を胸元に塗ってみたり、レモン精油を白湯に数滴垂らして飲用したことがありました。

「体に良いから」
「オーガニックだから」
「たくさんの検査を乗り越えたから」

そんな言葉を鵜呑みにして
クリティカルシンキングをせず
大切な精油をドバドバ使ってしまいました。

そうして、皮膚が赤くなったり
口の中に違和感を感じたり、
不快な思いを経験しました。

当時の私は、
不妊で悩んでいて、
「少しでも体質改善になったら…」
「子どもが好きな夫の夢を叶えたい」

そんな想いがあって、
藁にもすがる思いで精油を使いました。

過去は変えられないけど、
今では一番大切な自分自身に
なんてことをしたんだろうと思っています。

精油を神のように、魔法の薬のように崇め、
何も調べずに使うことはとても恐ろしいことです。

精油とは、植物の二次代謝産物である芳香成分の集合体。

私達人間が、生きていく中で美と健康に役立てるために、植物から搾取している。そんな認識を持つか持たないかで精油との向き合い方は変わってくると感じます。

精油は神様でも、魔法の薬でもありません。

リモネンやリナロール、酢酸リナリル、ゲラニオールなどの、たくさんの芳香成分で構成されているのが精油です。

オーガニックであろうと、
たくさんの検査を乗り越えようとも、
リモネンはリモネンだし、リナロールはリナロールです。

私は私と同じように傷付く人を見たくないし、アロマテラピーは人にそっと寄り添うものであって刃ではないことを伝えたい。

アロマテラピーを刃にしてはならない。

今回の通達から、
アロマテラピーを取り入れている全ての方はより慎重に精油を取り扱う責任を問われていると感じます。

日本では雑貨としての区分である精油。
だからこそ、誰でも手軽に楽しめるし
日常生活に香りが密接にしているのだと思います。

もしも、この通達を無視して、
自分自身を傷付けたり、
あなたの大切な人が知らぬ間に傷ついて、
注意喚起ではなく、より強い制限になったらアロマテラピーは「有資格者」しか取り扱えない時代がやってきてしまうのではないか…と妄想しています。

手軽に楽しめたのものが、
有資格者しか触れることは許されず
医薬品と同じような取り扱いになったら
精油を生業としているあなたは
どう感じるでしょうか?

脅しのような、強い口調になってしまいましたが、それだけ危機感と責任感を持って、アロマテラピーと向き合わなければアロマテラピーの今後の立ち位置が危ぶまれる。

そんな気がしてなりません。

ここまではあくまでも私個人の想いや妄想です。

ただ、消費者庁からの通達は事実だということと、アロマテラピーを生業にしている方は無視できない内容だということをここに明記させて頂きます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました